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コラム その弐: この木何の木 木じゃない木??? |
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何気なく使っている「木の家具」だけど、ホントはどんな素性なのか、
知らない事も意外と多いのでは? 積極的には語れない、家具業界の真実!
っていうのは大げさですが、今回はちょっと辛口コラムとなっております。
「そんなこと知ってるよ!」という業界関係の皆様は読まないでください・・・(爆)。
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「突板」ってナニ?
通販雑誌などで家具の説明を読むと、「チェリー突板仕上げ」などの表記をよく見かけます。
それをそのまま解釈して「この家具、チェリー材なんだ!」と考えるのは合ってるようで間違ってる?
この突板、広く使用されている割に深く語られる機会はそう多くありません。簡単に言えばこの素材、原木のごくごく薄い
スライスなのです。無垢材を厚さ1ミリ以下にカットしたシート状の板、これがその正体です。
「突板仕上げ」とはこのシートをシナベニヤなどの表面に接着した「合板家具」だったんですね。 |
| うすーいスライスです。 |
簡単・便利な突板講座。
どんなに高級な突板でも、その厚みは1ミリもありません。これをベニヤなどに貼り付ければ反り、収縮の影響も極小。
おまけに良質な原木であれば無数に似通った木目の「コピー」が出来ますので量産にも最適です。資源の有効利用ともいえるし、
ある意味いい事ずくめ! ただし、質感ではどうしても「貼り物感」がありますし、接着剤を大量に使うのも気になる人には気になる、
そしてなにより、本当の木の部分など知れてます・・・。 |
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こんなのもあります・・・。
他に、原木を均一な幅に細かく製材して
縦横に接着した「集成材」もテーブルや机の天板のみならず、
フローリングなど各種建材としても広く使われています。
場合によっては、この「集成材」のうえに上記の「突板」を貼り付けてより無垢っぽく仕上げる事も有るようです。
確かに、「100パーセント木で出来ている」と言う点で考えれば、これも「無垢材」の一種、と考えられなくはないのですが・・・。
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「木を使った家具」を、上記の「突板仕上げ」「集成材」と「無垢材」に分別し、 それぞれ「肉料理」に例えたらこんな感じ?
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「突板仕上げ」・・・
上質な霜降り肉をつかった超超薄切りの「しゃぶしゃぶ」。ただし提供される肉(木)の量は本当にわずか。
でもなんとなく、付け合せの野菜や豆腐(合板やMDF?)でお腹一杯! 暖簾の名前(ブランド)によっては意外と高価だったり。
「集成材」・・・
とりあえずお肉100パーセントの「ハンバーグ」。おなじハンバーグといっても端肉の寄せ集めだったり、けっこう厳選された粗挽きミンチ
を使っていたり、品質もピンキリ!?
「無垢材」・・・
良くも悪くも素材そのものを味わうにはこれが一番。例えれば「焼肉」か「ステーキ」・・・。
お肉のグレード、ポーションの大きさで価格も味わいも様々。ごまかしの効かない料理ですが、場合によっては「骨付き(節いり)」や「筋入り」もあります(笑)。
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また、「突板」・「集成材」・「無垢材」は、単に「使用している材料の違い」と言うだけではなく、
「工業製品か否か」という厳然とした違いが有ります。 「突板」や「集成材」は、大量生産・統一品質のニーズに適した
「規格素材」であり、「無垢材」は厳密には一本一本異なる木の個性を見極める必要の有る、厳密な規格化の不可能な
素材です。
「無垢材」を扱う家具の製作者は「手作り」云々をPRしがち(?)なものですが、それは「素材の適性を一つ一つ五感を使って吟味している」
という自負がそうさせるのかも知れませんね。(実際手作りと言っても、機械を使わず、100%「人力」で仕事する現場など無いのですから・・・。)
もちろん、突板であろうが無垢であろうが、素材としては一長一短あるわけですが、本当に価値あるモノって何なのか?
と考えて、「無垢」を嗜好する人が増えてる時代、結構捨てたモンじゃないかもですね。
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